高額で買取できるYASHICAのフィルムカメラとレンズとは?
本記事では、YASHICAのフィルムカメラの中から買取におすすめの機種を紹介いたします。
また、かつて大ブランドだったYASHICAとはどんなメーカーだったのかについても簡単に解説いたします。
これからYASHICAのカメラを売却する予定のある方は、ぜひとも参考にしていただければ幸いです。
Contents
カメラ・レンズ買取ならサンライズカメラ
中古カメラ・レンズの専門店、サンライズカメラでは、お客様の大切なカメラ・レンズを高額買取しています。 中古フィルムカメラや、フィルムカメラの時代のレンズ「オールドレンズ」、そしてデジタルカメラや各種周辺アクセサリまで。 「壊れていても・どんな状態でも」「業界最高値で」買取いたします。 ぜひカメラやレンズの価値を熟知した専門家へお任せください。 詳しくはこちらの買取ページをご覧ください。YASHICAとは
まずはYASHICAがどんなカメラメーカーだったのか、簡単に解説していきますね。
YASHICA(ヤシカ)とはどんなカメラメーカー?
YASHICA(ヤシカ)は、1949年に日本で設立されたカメラメーカーであり、その歴史は多くの名機を生み出したことで知られています。
ヤシカのカメラは、機能性と実用性を兼ね備えた製品として、ユーザーから高い評価を受けてきました。
比較的リーズナブルな機種を得意としたメーカーでしたが、品質は競合他社よりも高く、1950年代後半から小規模メーカーがどんどん消えていく中で生き残ることに成功しました。
ヤシカは1950年代、二眼レフカメラで特に名を馳せています。
二眼レフカメラを他社が製造をやめたあとも販売を継続し、特に「Yashica Mat-124G」は製造年代が新しいことからいまでも中古で人気を集めています。
それだけでなく、ヤシカは35mmフィルムを使うコンパクトカメラや、一眼レフカメラにも力を入れていました。
その中でも「Yashica Electro 35」は絞り優先AEを備えたレンズシャッターカメラとして、当時のコンシューマユーザーに高機能な電子化されたカメラを低価格で提供することに成功しています。
また、ヤシカはカメラだけでなく、レンズの開発・製造にも力を入れており、特に「Yashinon」ブランドのレンズは、その描写力と耐久性で写真愛好家から高い評価を受けています。
Yashinonレンズは銘レンズで有名な富岡光学製のものが含まれていることでも知られています。
しかし、1970年代中盤以降、経営陣による不正などの事情もあり経営は迷走し、1983年に京セラに買収されます。
YASHICAというブランド自体は京セラのもとでも残りますが、デジタルカメラの台頭により京セラのカメラ事業は業績を下げ、2005年にはカメラの生産から撤退しました。
それでもなお、ヤシカの名機たちは中古カメラ市場で活躍し続けており、その品質と魅力は時を経ても色褪せていません。
YASHICAはCONTAXとも関連が非常に深いメーカー
YASHICAは単なるカメラメーカーであるだけでなく、名門ブランドとの深い関連も持つ非常に興味深い企業です。
そう、CONTAX(コンタックス)です。
コンタックスはドイツのツァイス・イコンが製造したカメラの名前でしたが、低価格な日本製カメラの進出をうけて、1970年代には生産が停止してしまいます。
しかし、そのCONTAXブランドを再興させる形で1975年に復活を遂げます。
当時の西ドイツのカール・ツァイスは日本のカメラメーカーと提携することでCONTAXを復活させるのですが、その提携相手というのが、なんとYASHICAだったのです。
1975年、ヤシカはドイツの光学メーカー、カール・ツァイスと共同で新生CONTAXを送り出します。
カール・ツァイス製の高品質なレンズを搭載したCONTAXカメラは、その精巧な作りと優れた性能で世界中の写真愛好家から支持を受けました。
このプロジェクトの中で生まれた「CONTAX RTS」シリーズは、一眼レフカメラ市場に新風を吹き込む存在となり、プロやアマチュアの写真家から愛される一方、その価格は決して安くはありませんでした。
上述した京セラによる買収後も、CONTAXブランドのカメラは同社の撤退まで販売され続けました。
こうした背景から、ヤシカ製のCONTAXカメラは現在でも中古カメラ市場において非常に高い評価を受けています。
また、これらのカメラはCONTAXブランドの名を冠しているものの、設計や製造はヤシカが手がけており、その優れた技術力と経験が詰まっています。
ヤシカとCONTAX、これら2つのブランド名を兼ね備えたカメラ・レンズは、両ブランドのファンから愛され、その歴史的価値や希少性から高額で買取が期待できます。
YASHICAの買取おすすめ機種
ではここから、YASHICAの買取おすすめ機種をいくつか見ていきましょう。
買取おすすめ機種1 YASHICA Mat-124G
まずはじめにおすすめするのは、上でも名前の出た「YASHICA Mat-124G」です。
このカメラはYASHICAの中でも特に人気のある二眼レフカメラで、その名前の「G」はゴールドのGを意味し、同社が得意とした金メッキによる配線「ゴールドメカニカ」をアピールしています。
二眼レフカメラというと電装系がないものも多いですが、このYASHICA Mat-124Gは露出計を内蔵しています。
1970年代から1980年代にかけて生産され、中判120フィルムを使用するこのカメラは、二眼レフとしては手軽な操作性を備えています。
「Mat-124G」はレンズに80mm F3.5のYashinonレンズを搭載しています。
カメラの操作部分はシンプルで分かりやすく、初めて中判カメラに挑戦する方でも安心して使用できます。
二眼レフとしてはモダンな構造をもつことから、「YASHICA Mat-124G」は中古市場でも高い人気を誇っています。
状態が良く、特に動作に問題がなければ高額買取が期待できます。
買取おすすめ機種2 YASHICA T4
※画像は同一機種のKYOCERA T-PROOF
次におすすめするのは、「YASHICA T4」です。
このカメラは1990年代にリリースされたコンパクトフィルムカメラで、その小さなボディからは想像できないほどの高性能さで知られています。
ボディはプラスチック製でありながら生活防水が施されています。
YASHICA T4の最大の魅力は、なんといってもそのレンズです。
カール・ツァイス製のTessar T* 35mm F3.5を搭載しており、そのレンズは、非常にシャープでクリアな描写を実現します。
近年では、フィルムカメラのブームもあり、「YASHICA T4」は中古カメラ市場で非常に高い人気を誇っています。
なおこのカメラにはKYOCERAブランドのものもあり、「KYOCERA T-PROOF」と同一の製品となっています。
買取おすすめ機種3 YASHICA FX-3 SUPER 2000
最後におすすめするのは、「YASHICA FX-3 SUPER 2000」です。
このカメラは1980年代にリリースされた一眼レフカメラで、その堅実な構造と優れた操作性から、一眼レフカメラの基本を学びたい初心者から、軽量かつ良好な性能を備えた一眼レフを求める愛好家まで広く用いられました。
FX-3 SUPER 2000は、全体的にシンプルな機能と操作性を備えていますが、その最大の特徴はシャッタースピードです。
このカメラは、その名前にも示されているように、最高シャッタースピードが1/2000秒となっています。
比較的廉価なカメラだったにもかかわらず1/2000秒を搭載しているのは本機の強みです。
また、FX-3 SUPER 2000はYASHICA/CONTAXマウントを採用しているため、多種多様なYASHICA MLレンズや、カール・ツァイスレンズなど、質の高いレンズを装着することができます。
ヤシカ・コンタックスマウントのレンズの母艦として需要が見込まれる、買取が可能なおすすめモデルです。
カメラ・レンズ買取ならサンライズカメラ
中古カメラ・レンズの専門店、サンライズカメラでは、お客様の大切なカメラ・レンズを高額買取しています。 中古フィルムカメラや、フィルムカメラの時代のレンズ「オールドレンズ」、そしてデジタルカメラや各種周辺アクセサリまで。 「壊れていても・どんな状態でも」「業界最高値で」買取いたします。 ぜひカメラやレンズの価値を熟知した専門家へお任せください。 詳しくはこちらの買取ページをご覧ください。関連記事 CONTAXのおすすめ買取機種
YASHICA・京セラがCONTAXブランドで販売した機種についてはこちらで紹介しています。
YASHICAの製品はレンズも高額買取可能
ヤシカのカメラを売却する際には、ボディだけでなくレンズも重要な要素となります。
ここからはレンズの買取事情について見ていきましょう。
YASHICAのレンズの買取
YASHICAには「YASHINON」「YASHICA DSB」「YASHICA ML」など、多種多様なレンズがあり、これらのレンズも中古市場での評価が高いです。
とくに、カール・ツァイスと共同開発した「Yashica ML」シリーズは、その高い描写力と色再現性で知られています。
多層コーティングが施されたレンズは、光の反射を抑えて高いコントラストと色の再現性を実現し、様々な撮影状況での使用に適しています。
これらのレンズは、今でも多くの写真愛好家やプロのフォトグラファーによって愛用されており、中古市場では高額買取が期待できます。
また、ボディとセットでレンズを売却すると、さらに買取価格がアップすることが多いです。
カメラとレンズのメンテナンスをしっかりと行うことで、売却時の価値を高めることが可能です。
YASHICAのカメラを売却する際には、ボディだけでなくレンズも大切に扱い、その価値を最大限に引き出すようにしましょう。
優れたレンズはカメラの性能を引き立て、それぞれのカメラの魅力を最大限に引き立てます。
高額買取可能なレンズ YASHICA MLレンズ
ヤシカのカメラを高価買取する際に外せない存在が「YASHICA MLレンズ」です。
MLレンズシリーズは、ヤシカとカール・ツァイスの共同開発により生まれた高品質なレンズラインナップで、その素晴らしい描写力は今も変わらず多くのフォトグラファーに愛用されています。
ヤシカのMLレンズはYASHICA・CONTAXマウントを採用しているため、YASHICAだけでなくCONTAXのカメラにも装着することができます。
この互換性も高価買取の要因となります。
かつてはCONTAX用のツァイスレンズの陰に隠れがちでしたが、じつはかずかずの銘玉があることが知られ、中古価格も高くなっています。
とくに、超広角など製造数の少ない希少な製品は非常に高額での買取が可能です。
高額買取可能なレンズ YASHICAのM42マウントレンズ
ヤシカのカメラで高額買取を望むなら、「YASHICAのM42マウントレンズ」も見逃せません。
ヤシカのM42レンズには「Auto Yashinon」や「Yashinon-DX」など、高品質なレンズが多数含まれており、その描写力と操作感は高い評価を受けています。
また、M42マウントは廉価なマウントアダプターを使用することで多くのデジタルカメラにも装着することが可能です。
このような汎用性も、M42マウントレンズが中古市場で評価される一因です。
製造にはカメラ愛好家に人気の高い富岡光学というメーカーが関わっていることも、YASHICAのM42マウントレンズの名声をさらに高めています。
YASHICAのカメラ・レンズ買取まとめ
ヤシカといえば、その名前にも関連性の深いCONTAXとの共同開発製品が評価されていますが、それだけでなく、独自のヤシカブランドのカメラも高い評価を得ています。
どうぞ、この機会にヤシカのカメラやレンズを再評価し、その価値を確認してみてください。